本日より封鎖
2015年 03月 05日
こんばんわ♪
今日いつものように被災地に残っている元の居住地の道路を通ろうとしたら、
ちょうどそこに続く道路がが封鎖されて
山側に作られた仮設の道路を通行するようになっていました。
かつて山際にあった細い一車線の道路と同じ高さに作られた仮設道路から見た元のの街は
僅かな道路と建物の跡だけの寂寥感の溢れるまったいらな土地。
家族6人で暮らした家が本当に無くなってしまった気がしました。
二度と私たちがここに立つことはないでしょう。
川原の道路が最後まで嵩上げされず残ったのは色んな事情があったのでしょうけど
海から一番遠い道 また高田の町並みでは古いものだったと言うことを考えると
この街と津波の歴史を今更ながら感じずには居られません。
また震災のとき私が職場から自宅に戻って避難した道でもあります。
あの時車のガソリンを気にして走りながら「寄ろうかな?」とふと見た
行きつけの近所のガソリンスタンドの跡だけがはっきりとわかるのもこれが最後。
日曜日 夫と共に家族6人で暮らした自宅跡に行ってきて写真を撮ってきて本当に良かったと思います。
写真はその時撮ったものです。
流れる先は海。
この川を津波が登って街にいた多くの人々の命をさらっていきました。
川のそばの家の前にいた同級生のH君を走る車の中から見たのを忘れることはないでしょう。
多くの人が亡くなり、沢山の喪失を非現実なまでに目の当たりにしたあの日からもうすぐ四年。
亡くなった人にとっては、自分の名前を知る人が笑顔でその名前を呼ぶことが一番の祈り。
生きている人にとっては亡くなった人が今の命を護ってくれていると信じられることが一番の願い。
どんなに数多くの命が失われようと、一人一人の命や魂を悼むことを軽んじてはならないこと
また悲惨さや惨さを数の大きさだけで語れるものではないことを
今日の曼荼羅アートに込めてみました。
先日届いた
「dream catcher」というアロマオイルの香りを嗅ぎながら…