一度は壊滅と言われた陸前高田市からの便り


by 御神酒

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閑董院様へ。

こんばんは。

今日は陸前高田市矢作の閑董院で行われた護摩の御炊き上げを見学して来ました。

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四百年前入定した高僧を護りながら 陸前高田市の歴史の証として 奥深い山あいの高度な技術によって飾られた建造物は静かに佇んでいました。

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平和とは程遠い生々しい殺し合いが日常だった戦国時代
故郷や修行していた高野山を離れて遠く陸奥の山里に行き着いた閑董院様にとって、この地は住んでいた人々はどんな風に映っていたのでしょう。

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病に苦しむ人々の救済ために入定した閑董院様にとって、高田の人は遠い故郷の人達と被るものがあったのかもしれません。
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就任して間もない円城寺住職の心のこもった読経と燃え上がる護摩の炎が

しばし閑董院様が生きていた時代と
2016年の今を繋いでくれたような気がします。

そして今の人々は新たな病を自ら生み出していると、悲しんで居なければ良いなとふと思うのでした。
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台風一過 秋に向かうスピードが早まりそうです。
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by takata20110311 | 2016-08-23 19:56 | Comments(0)
こんばんは。

恒例の動く七夕祭りまたけんか七夕祭りを終えた陸前高田市です。

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夏の高田を彩る七夕の山車は今年は今までとは違う開催運行となり、戸惑った地元またゲストの方も多かったかもしれません。

私は震災以来初めてこれほど海の近くで過ごしたことはありませんでした。

またひさびさに震災前の道が残っているかつての街の後を歩きました。

旧松原地区の旧キャピタルホテル向かいから山の手へ登る高田市民にはお馴染みの道。
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七夕はその残っている道を 嵩上げの土塊の高い山を脇に見ながら、囃子の音を響かせながら進んで行くのです。

明るい空
眩しい太陽
海からふく風だけが昔のままでした。
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市内に響く太鼓と笛を聞く度に、かつての街や人たちの面影が浮かんでは消え

そして目に入る何もない被災地そのものの風景と土色の工事現場が、今いる場所を教えてくれるのです。

震災から五年 私たちの子供達の世代が大人として成熟して、これから祭りの責任や技術を少しずつ大人達から伝えられていく事でしょう。
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よそにはそう無いという
自分達で作り自分達で引っ張って運行する山車が主役の動く七夕祭り。

これからもずっと高田の人が高田の人であることを
遠くても近くてもはっきりと感じられるような祭りであってほしいと思います。



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by takata20110311 | 2016-08-10 22:32 | Comments(0)