一度は壊滅と言われた陸前高田市からの便り


by 御神酒

お盆如何お過ごしですか?

こんにちは!

皆さんお盆をご家族や友人達と過ごしている真っ最中でしょうか?
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一昨日昨日とお墓参りをしましたが、暑さが和らぎやはりお盆だなと感じるものがあります。

昨日夫と帰省した息子と行った私の母方の菩提寺には、幼い頃からの風景は全くなくて復興途中の高田を見下ろせる場所になっていました。(こんなときに携帯忘れる私なの…)

鬱蒼とした杉林も水の流れる砂利道もなく、明るい日の降り注ぐ中に整然と整備された道と道路そして新しいお墓が登ってくる人々を迎えます。

ある箇所に私達の知り合いが並ぶ墓所があり、「ひさしぶり」の声を掛けながら拝んできました。

ひとりは社長の仕事仲間だった男性。
老舗の材木店の番頭的存在で彼の兄貴のような人でもありました。
彼が生きていたら今の仕事の復興はまた違ったものになったでしょう。
復興した工場完成後 人気がない工場に誰かがいると社長が言うので、多分彼だからとすぐお墓参りをしたらそれきりそれらはしなくなったということがありました。

強い想いや愛情を生きている人に残す人は、そうやって伝えてくれるんだと私は思います。

もう一つ伺った墓所には遺族の男性が偶然おられて、少しだけお話をしながら拝むことが出来ました。

今は帰ってきた子供と二人で暮らしていると笑って答えてくれたのが嬉しかったです。

私達が去ってからも男性はそこにいて、奥様の眠られている真新しいお墓と向き合っていました。
まだ話したり無かったのかな、と想います。
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ある日の同じ時刻に同時に亡くなった人間をこれほど多く持つ高田のお盆は、震災前以上に賑やかで悲しみの深い期間になりました。

それも全て本当に多くの方々が思いもかけずに遺族になったと言う災害の大きさ故です。
また一つの戦争で沢山の方々亡くなった七十年前もきっと同じようだったかもしれません。

当時詰み重なっていた瓦礫は黒っぽい灰色が多く、そして今の嵩上げ地も茶色や灰色の無機質な色がほとんどです。

3年前初めてパステルを手にしてかいたとき、改めてこんなに綺麗な色んな色があるんだなと思いました。
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そして色を使うことがこんなに楽しいと感じたのです。
震災がもし無かったらパステルアートをわざわざ東京にまで行き習おうなんて思わなかったかもしれないし
思っても色々理由をつけてやらなかったかもしれません。

人生とは残された時間にすぎない。
ある日突然それまでの平穏な暮らしを、友人や家を失った私は、それを戒めとして暮らしていかなければならないと思っています。
それが私がパステルを描きだした一番大きな理由かもしれません。

先日再び仙台にパステルアートを習いに行く機会があり、大変勉強になりました。
自己流だと時間や手間がかかって仕方ないことが、講座で習った技法だと簡単に早く描ける!のは本当に収穫です。

maru先生 kyoko先生本当にお世話になりました!
これからも色彩豊かなパステルを使い、ここ陸前高田から自由に創作していけたらいいなと思っています。
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社長もお盆明けのスケジュールを睨んでスタートしています。
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画像は今取り組んでいる組子の作業。
美味しい人には美味しいはず。
美味しいと言えば帰省した息子のために作ったクリームチーズのデザート。
一回食べて帰ったのでほとんど余ってます(笑)
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困ったなー 仕方ないなー 私が食べるしかないなー ←嘘っぽいww

       
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Commented at 2015-08-16 19:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by takata20110311 at 2015-08-17 18:22
コメントありがとうございます。
事情のある人生を責任を持って生きてこられたんですね。
家族がいても孤独というのも納得です。
そしてどんなことも最後は自分が受け入れて決めるしかないのが人生だと思います。
それはどこにいても誰といても同じですよ。
近くでしたらぜひお呼びしたいです♪
簡単なのでいつかレシピのせますね
by takata20110311 | 2015-08-16 14:18 | Comments(2)