懐かしい街
2015年 05月 04日
おはようございます!
連休に入った陸前高田市はいい天気が続いています。
昨日は午前中に一人 マッサージのお客様
午後は懐かしい高校時代の同級生が遊びに来てくれました。
昔話よりは被災した街の被災したもの 被災した街をずっと見てきたもの同士として話がつきません。
工事は進めどそこに自分達の未来や街の姿をどう想像してどう考えていくか。
年代 環境 性別など一つとして同じものはない大衆の一人として
尽きない課題と向き合っていく事がここに関わる人間の重い荷物なのでしょう。
そう言う事を話せる人間が周りにいて、なんの気兼ねもなく話せる場所が自分にあることを
改めて感謝した連休の1日になりました。
夜は連休中どこにも出掛けない代わりに社長と外食。
海鮮大好きな彼がお腹が苦しいほど食べた沢山のご馳走。
思えばこの店は震災前彼と出会った店のすぐそば。
市役所と市民会館に繋がる細い小さな道には
ちょっと昔の高田の子供なら一度は行ったことがある「金沢耳鼻科」
鍋焼きうどんがおいしかった「いさむ」がありました。
秋の祝日には市民マラソンのゴール近くにあったこの道を多くの子供たちが
ラストスパートをかけてそしてそれを多くの大人が応援していました。
お店にカウンターに誰が撮ったかわからない震災後一か月たたない被災地の写真がありました。
瓦礫がるいるいと重なり懐かしい風景が垣間見える被災地。
悲しい 辛い写真のはずなのに
今はそれがとてつもなく懐かしい気がしました。
瓦礫であっても 元の姿からは遠くても確かにそこには私たちが住んでいた町があったと
体で感じられた時間だったのだと
工事が進みかつての街がもう見えなくなった今の自分にはそこが本当の故郷で住処だったのだと
思うのです。
海産物大好きな社長オーダーのちらしずし。
お腹いっぱいになるまで気持ちよく食べました。
こちらは先日 依頼主にお渡ししたオーダーメイドのブレスレットのセットのお披露目~
お若い姉妹向けなので可愛く細くと心がけました(笑)
パステルは私からのオマケです。
若いお二人がキラキラ輝く未来を歩けますように・・・。